第50回:苦手な相手との付き合い方3選

細々と続けているラジオ「習いごトーク」ですが、ついに今日の放送で50回に到達です!
しかも、50回目にして、一番うまくしゃべれていないという事実…(苦笑)
意味伝わるかな?レベルの放送になっているような気がしますが、頑張って言葉を尽くしてみましたので、以下のタイトルにご興味のある方は是非お聴きください。
『苦手な相手との付き合い方3選』
生きていれば誰しも出会う「苦手な人」。
でも、職場だったり学校だったりで、なかなか距離をとれないことって、誰しもあると思います。
そういうシーンにおいて役立つ考え方を、高村的視点で解説してみました^^

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<ラジオ書き起こし>

 

なんと今回で50回目の放送を達成しました!
ここまで続いたメディアって、僕史上2つ目なんですよねー。1つは、ギター教室を作るきっかけにもなった「ギターの処方箋」というブログですが、10年を経て、また継続メディアが出来上がりましたね。
さて、記念すべき50回目は、リクエストいただいたテーマでお話ししていこうと思います。
題しまして、「苦手な相手との付き合い方」です。
人によっては、結構、切実なテーマだったりしますよね。実際、10年前の僕は、しっかりとこの問題に悩んでいましたし(笑)
長い人生、いろんなタイプの人間に出会います。すごく気の合う人もいれば、全然反りの合わない人もいます。
それこそ、山崎まさよしさんの「セロリ」の歌詞じゃないですけど、育ってきた環境が違うから…って感じなんですよね。
で、残念ながら、性格に正解というのはないので、どの性格も否定はできないんですよね。ただ、そこには自分と合わないという現実があるだけなんですよね。
じゃあ、我慢しながら付き合っていかなければならないのか?という話になって、なんの解決にもつながらないので、今回はこの永遠のテーマ「人付き合い」についての高村的見解をお話ししてみようと思います。
では、さっそくですが、結論から言っちゃいます。
方法は3つです。
1つ目は、「静かにその人から離れる」です。
そして、2つ目は、「気にしないというマインドを身に着ける」という方法。
最後に、3つ目は、「相手の態度を変えさせる」という方法です。
では、さっそく解説していきますと、例えば、職場や取引先に、上から目線でグサグサと刺さる嫌な言葉を投げかけてくる人がいたとします。
こちらが苦しい表情を見せていてもお構いなしです。というか、相手が苦しんでいることに気がついてすらいません。
で、こういう相手に対して、1つ目の方法で対処するなら、その人と違う部署に移動させてもらったり、取引先なのであれば、担当を変えてもらうということになります。
こうやって物理的に距離をとるということです。
こう言うと、「それが出来ないから困っているんですよ」と言われそうですが、僕は、この「出来ない」と思っていること自体、幻想なんじゃないかと思っています。
世の中、自分の心が壊れて立ち直れなくなってしまうことと比べれば、どんなことだって大した問題ではないと思うんです。
そうまでして維持したい仕事や学校なんてあるのでしょうか?失うものと得られるもののバランスが完全に崩れています。
得られるものは、会社という狭い環境といくばかのお金です。失うものは、自分の生きる気力や、想像力やこれからの人生そのものです。超絶分の悪い悪魔との契約って感じです…。
まぁ、これが家族とか、なかなか離れることの出来ない存在の場合、これはかなり難しいかもしれませんが、それ以外のことであれば、思い切って距離をとっちゃえば、意外と「こんなもんかー」って感じだと思いますよ。今まで何を悩んでたんだろーみたいな感じで、スッキリしちゃうかもしれません。
ということで、まず一つ目でした。
次に、「気にしないマインドを身に着ける」という話に移ってみます。
これは読んで字の如しなのですが、心ない言葉を投げられても「気にしない」というものです。
いやいや、それが出来たら苦労しないでしょ!と言われそうですが、ある視点を採用することで、少しずつこのマインドを自分の中に培っていくことができるのです。
では、その視点とはどういうものなのでしょうか?
それは、「抽象度の高い視点で物事を見る」というものです。
なんだか難しそうなワードが出てきましたね…抽象度(笑)
では、抽象度とは一体なんなのか?という話ですが、これは、例えば、あなたが猫を飼っていたとして、その猫の名前が「タマ」だったとします。
で、タマの抽象度を上げると、猫になります。で、猫の抽象度を更に上げると哺乳類になります。そして、哺乳類の抽象度をさらに上げると動物になります。
こういう作業が抽象度を上げるということです。
ここでこう考えてみてほしいんですね。動物ということろまで抽象度をあげた時に、タマを含むもっと広い視野を手に入れたということなんです。タマを含むものの、タマはそのほんの一要素でしかないとも言えます。
つまり、視点を上げれば、個々に発生する問題一つ一つは、同じ抽象度で見れば大問題かもしれませんが、抽象度を上げて考えれば、些末な問題だということが理解できます。
何か大きな目的意識を持っていたりすると、こんな小さなことでクヨクヨしてちゃ時間がもったいない!くらいに思えるんです。
では、例えば、これを仕事という分野に応用して実験してみましょう。
仮に営業だったとして、抽象度が低ければ、目先のノルマに追われて苦しいかもしれませんが、抽象度を上げれば、目の前のノルマが何につながっているのかが分かります。そして、会社がどういう意図でそういう設定をしているのかが理解できるようになったりします。
よく、社長になったつもりで考え行動しようと言われますが、まさにこれが抽象度を上げる一例なんですよね。
そうなれば、自分がなぜそれをしているのかを俯瞰して観察できるようになりますから、動きに無駄がなくります。また、他人の動きの意味も分かってきます。
例えば、いつもノルマノルマとキレまくっている上司がいたとして、その言動が組織全体を俯瞰してみたときに、マイナスにつながると感じたなら、毅然とした態度で臨めるようになります。し、会社の上層部からは喜ばれるかもしれません。
例えば、俯瞰して組織を見てみた時に、組織の目指すところが「自社製品を通じて社会貢献」というものだったことに気づいたとします。その場合、ノルマに縛られて押し売りをしてしまっていては、大きく目的とずれてしまいます。
この場合、顧客の潜在的な悩みの掘り起こしに意識を向けて、それを解決するために自社製品やサービスをどう活用できるかを考えるようになるかもしれません。こうすることで、「その商品の存在理由」を高められ、お互いに真のwin-winになれるというものです。
ちなみに、最終的には、嫌な上司や同僚の嫌味に屈せず、「視点が低いから仕方ないか・・」と「やれやれ仕方ないなぁ」くらいのマインドが手に入ります。
実際、より高い視点で見た方が、いろんなものごとの因果関係が見えたり、自分の立ち位置ややることを俯瞰して把握できますから、動きに無駄がなくなっていきます。
そうすれば、営業成績は自ずと上がっていきますから、そもそも嫌味を言うような連中は、自分の視界から勝手に減っていきます。こういう前向きな精神状態のあなたには、嫌な相手が見えないくらいの存在になっていくことでしょう。
もちろん、自分の言動が組織全体の意思に反していることに気づくことができれば、素直に聞き入れることが出来るようになりますよ!
では、最後の「相手の態度を変えさせる」ですが、言い換えれば、一目置かせる方法とも言えます。
人が誰かに対して高圧的な態度や舐めた態度をとるのは、相手を自分よりも下に見ているからです。逆に、自分よりも多角的な視野を持っていたり、頭の回転が早いと感じる相手には、そういった態度がとれません。やるだけ惨めになりますからね(苦笑)
つまり、ここでも、先ほど同様、抽象度の高い視野を手に入れることが重要になってきます。
ちなみに、こういう態度でせまってくる相手に、キレて対応してしまうというのは、同じ視点に立ってしまっている証拠です。もちろん、時には必要なこともありますが、これでは根本的な解決にはなりません。同じことが繰り返されてしまいます。
それよりも、より高い視点を持つことで、そういう連中を視界から消すことが大切です。自分たちが相手にすらされていないと気づけば、虚しくなって勝手にフェードアウトしていくはずです。
もしくは、相手の方から態度を変えてくるはずです。大体、そういう連中は自分よりも上だと判断すれば、下手に出てきがちですから。
ということで、今回伝えたいことは全てお話したので、今日のところはこんなところにしておこうと思うのですが、抽象度を上げて物事を見る能力は、個人的にはIQを上げることと実質的に同じだと思っています。
ものごとのつながりが見えるようになるし、無駄な動きをせずに目標達成に向かっていけるようになります。これって正に、多くの人が感じる「本物の頭の良さ」の源泉だと思うんですね。
なので、人間関係のために身に付けたこの能力が、あなたの自己実現にまで大きくつながっていくはずですので、是非、今日から「抽象度を上げる」ということを、是非意識して生活してみてはいかがでしょうか?
また詳しいことは、そのうちお話ししようと思います。
それでは、今日も最後までお聴きくださり、ありがとうございました!!