第56回:本当の幸せは、デジタルが教えてくれない「リアル」の中に存在する!

デジタルデバイスが国民の一人に一台以上行き渡った昨今、多くの人が陥ってしまう罠が存在します。

今回の放送では、その罠と、どうしたらいろいろなトラップに引っかからずに、本当の幸せを手に入れられるのかについて、解説してみました。

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<ラジオ書き起こし>

 

今日はリアルとバーチャルの違いについてお話ししてみようと思います。
世の中、インターネットやSNSの普及により、いろいろな情報を手元のデバイス一つで知ることができるようになりました。
おかげで、調べ物も一瞬で終わるし、今流行っているものなんかも、情報の方からこちらに向かって歩いてきてくれます。
文字通り、指先一つで、ありとあらゆる情報を手に入れることができるようになりました。
ただ、この便利さと引き換えに、多くの人が頭デッカチになってきているような気がします。
行ったこともない、体験したこともないことを、あたかも自分が体験したかのように感じてしまっている傾向があるように感じるのです。
例えば、「このレストランは星2つだから美味しくない」とか、「この場所はレビューがほとんどないから、行く価値がない」といった感じで、価値判断をインターネットに譲ってしまっていませんか?
実際に僕自身、食事に行く際は評価サイトを見てしまうし、参考にしてしまっています。商品を購入する際もレビューを見まくります(笑)
レビューが書いてあれば、どうしても気になりますよね・・
それくらい浸透してしまっているものだから、インターネットからの情報を判断から切り離せというのは現実的ではないと思います。
でも、あまりにネットの情報を鵜呑みにしていると、本来受け取れたであろう価値の可能性を、自ら切り捨てることにもなりかねないと思うんです。
人というのは、一人一人、感覚も好みも異なります。
いわゆる一般的な日本人というのは、空想上の話であって、全員が完全な別の生き物です。
だから、ある人にとって「美味しくない」ものであっても、ある人にとっては「最高」だったりするわけです。
どんなめちゃくちゃなものであっても、1%くらいはファンがいたりするものです。
そして、そのハマった1%は強烈なファンになるくらい、ハマってしまったりするものなんですよね。これがなければ生きられない!くらいハマっちゃったりします。
こういう強烈な吸引力というのは、残念ながらネットからは感じ取りにくいんじゃないかなと僕は思っています。
その場に行って、空気感や熱量、匂いや触感を、肌で感じることで初めて、「ここ俺にめちゃくちゃ合ってる〜」って、気付けると思うんですね。
旅行とかにしたって同じですね。
地元に自分だけのお気に入りのスポットとか、落ち着く場所ってある人も多いと思うんですが、そういうところって、他人からしたら、「どーでも良い場所」だったりしますよね?
旅行だって同じことが言えませんか?例えば、ネットでオススメされている場所だけに行けば楽しいかもしれませんが、あなただけの「強烈にハマる場所」ではないかもしれません。
一般的に「美しい」とされている場所なのであって、あなたの個性にバッシ〜とハマるわけではないんです。
しかも、ネットなどの情報を頭に詰め込みすぎちゃうと、現地に行っても、その情報をなぞることにばかり注力してしまって、その場を本当に楽しめなかったりする人も多いと思います。
これって、情報が全然なかった時代にはありえなかった感覚だと思うんです。情報がないから、「ここも見なきゃ!」とか焦ることもなかったはずですからね(笑)
で、今回言いたかったことなんですが、これからは、こんなネット全盛の時代だからこそ、「自分だけにバシッとハマるもの」を、リアルな感覚で探すことが幸せに生きる秘訣だと思います。
例えば、行ったことのないような高級レストランや、逆にボロボロの定食屋に入ってみたり、まったく旅行ガイドには紹介されていないような場所に、ダーツの旅みたいなノリで出かけてみたりといったことですね。
もちろん、ガイドで紹介されているような場所にも行ったほうが良いと思います。それが自分の感覚にバッチリはまったなら、それはそれで良いわけですし、一般的に良いとされているものを知ることによって、自分の感覚の違いを認識することもできますからね。
一番ヤバイのは、人が良いと言っていることしかやらないとか、行かないといった思考停止状態ですね。
まさにネットの評価だけで全てを決めちゃうというのがこれですね。評価されているものを知るのももちろん重要ですが、同じくらい、自分の感覚を信じて選択をすることも重要だということですね。
とは言え、僕自身、こうやって自分の可能性を捨てる行為をしてしまうことが多いので、今回は自戒の念も込めて、こんな内容でお話しさせていただきました。
ということで、お互い、より自分らしく輝ける生き方を目指して頑張っていきましょう!
それでは、今回も最後までお聴きくださり、ありがとうございました!!